DOR PAPA BLOG

デザインと育児と私

挑戦と成長の舞台、小学校野球部員と保護者による大運動会

 

少年野球大運動会出場

寒い日が続き、難病もちの私には非常に辛い季節なんですが、先日の日曜日に開催された各小学校の野球部員と保護者によって繰り広げられる大運動会、その名も「オリンピック」に家族で参加してきました!!

徒競走やムカデ競争、リレーからマラソンまで様々な競技を子どもと保護者が協力して点数を競い合う大会です。

 

息子は新入生なので私自身も初めての参加になりますが去年は5チーム中2位だったらしく、今年こそ優勝の目標を掲げ挑みに行きました。

絶対に負けられない戦いがそこにはある。」

さて、いよいよオリンピックの幕開けである開会式が始まります!

開会式では優勝旗の返還に始まり、選手宣誓や準備運動と中々にちゃんとした大会で少しビックリです。(少し燃えてきましたw)

まぁ〜本当に一日を通して波瀾万丈で刺激的な一日を過ごす事になりました。

親よりチームメイト…

無事開会式も終え、ついに第一競技の学年別徒競走が始まり早々に息子の出番がやってきて小学一年生は第一走者です。

遠くからでも息子の緊張が伝わってきました。

「よーい、ドン!!」

勢いよくかけ出しましたが、息子は徐々に離されていきます。

遠くからでもゴールする間際に悔しくて泣いているのがわかりました…

泣きながら走る息子

ゴールはしたものの、その場に泣き崩れてしまいコーチに運ばれていきました。

息子は以前も話した様に一年生の中でも特に小さく、元々足が速くないと言うのもありますが低学年では体格差はどうしても影響してしまいます。

私は親としてなんと声をかけてあげようか…そんなことを考えていました。

泣きながら帰ってくる息子に駆け寄ろうとしたのですが…

「足速くなったね〜!!!」

「俺もビリやったから悔しい気持ちわかるよ」

「最後まで走って偉かったなー!良く頑張った!!!」

チームメイトのお兄ちゃん達が駆け寄ってきて泣きながら妻に抱っこされている息子に続々と声をかけてくれたのです。

私が考えるより、日々一緒に切磋琢磨して練習しているチームメイトの方が、息子の「気持ち、悔しさ、頑張り」その全てを親である私より理解しているのです。

「ここはチームメイトに甘えよう」私は普段通り接する事にしました…

お兄ちゃん達のおかげで息子も無事立ち直る事ができて良かった、やっぱり親が何でもかんでもしゃしゃり出るべきではないですねw

その後、親が参加するパロディーリレーやラグビーボールを蹴っての競争など様々な競技があり午前の部は終了しました。

奇跡のマルバツゲーム(ウルトラクイズ

午後の部の開始一発目は全員参加のマルバツゲームです。

人数的な配慮もあり二人一組になって考えて良いルールでした!

私は2歳の娘がいるので妻と娘と組む事にしたのですが何故か息子は一年生同士で組んでいました…(おいおい勝つ気ないだろうw)

クイズが始まり私たち夫婦も勝ち進んでいきます。

しかし!!!

一年生コンビも勝ち進んでいるのです!!

しっかりと審査員が見ているためズルはできません。

奴らの作戦は多い方に行くという至ってシンプルな作戦のようですw

なんと小学生では唯一の決勝進出を決めるという大波乱!!

でも、そんなに世の中は甘くありません…

なんと決勝は別室で3択の筆記問題だったのです。

問題を見てビックリしました。

難しい、生物学、化学、地理、歴史とQ様も顔負けの問題…

ある事に気付きました。

これ一年生は問題すら読めないのでは…

「読めなーい!キャハハハハ!!誰か読んでー!!キャハハハハ!!」

案の定、一年生コンビの声が聞こえてきました。(でしょうねw)

審査員は読んでも無駄と思ったのか「当たるかもしれんけん下に1〜3の好きな数字を書きなさい…」とやや投げやりで説明していましたw(私でもそうします。)

まあ決勝まで進めたのが奇跡という事でw

主役は息子

そして、午後の部も最後の競技に差し掛かりました。

最後は学年別のマラソンで高学年だけはリレー形式です。

グランドを一周回った後、外に出て坂を登り降りして帰って来る大体2キロくらいのコースに感じました。

徒競走の事もありましたし、そもそも最後まで走れるかも不安でしたが親は息子を信じて見守ることしかできません。

心の中では「頑張れ!とにかく最後まで走りきれ!!」と応援していました。

「よーい!ドン!」

また、徐々に離されていきます。

グラウンドを一周して外に出る時に「頑張れ!自分のペースで!!」と声をかけてあげました。

すると監督が気を遣ってくれたのか、コーチに「並走してあげて下さい。」と言い息子の少し後ろをコーチが走ってくれる事になりました。

先頭集団からぞく続々とゴールする中、息子は帰ってきません…

リタイアしたかなと少し頭をよぎりましたが「頑張れー!もう少し!いけー!!いけー!!」と大きな声援が聞こえてきます。

息子は歩いてなかったのです。

しかも真剣な顔には涙もありません!

グラウンドに入ると「あと少し!いけるよ!」とマラソンを今から走るお兄ちゃん達が並走してくれているではありませんか…

もう私も何に感動しているのか分かりませんでした。

ただ一つ言える事は「最高の仲間に出会えたね」という事です。

最後まで止まることなく走り続ける…

足が遅くても、周りより運動神経が悪くても構いません。

家族にとっての一番の主役は我が子なんです。

最後の大波乱!!

ラソンも終えいよいよ閉会式!

親としては競技に参加はした物のこれと言って見せ場なし…

次々と個人の表彰がされる中、ついにその時はやってきました!!

私たち夫婦が決勝まで戦ったウルトラクイズです。

クイズ番組好きの私の成果が表彰に結びつくのでしょうか…

 

司会者「ウルトラクイズ優勝は…問題を読めなかったにも関わらず一番に回答の終わった一年生コンビでーす!!優勝おめでとう!!!」

私「………」そんな馬鹿なです!私は全知能を注ぎ込み問題に挑みました!

こんな「クソガキ共」可愛い小学1年生の当てずっぽに負けたのか?

優勝景品をもらう一年生コン

今回は譲ってやりましたよ…大人ですからねw(負け惜しみ)

最後の最後に大波乱が待っていました。

そして総合得点では2年連続の準優勝…来年こそは優勝します!!

最後になりますが一日を通して様々なことを学ぶ事ができました。

親として精神的に本当に成長できた事、息子に関しても最後までやり切ることの大切さを感じたんではないでしょうか。

最近良く目にする「親ガチャ」そんな言葉大嫌いです。

自分からしたら常に主役は我が子です。

親と子は皆んなナンバーワンよりオンリーワンでいいのではないでしょうか。