息子の練習試合への参加と新たなスタート
大谷翔平選手のオープン戦の先頭打者ホームランのニュースが飛び込む中、昨日3月2日に新3年生になろうとしている息子の野球の練習試合に参加してきました。
この日は特別な意味を持つ一日でした。
というのも、6年生が卒団し、新体制のお兄ちゃんチームとしての初めての試合だったからです。
今まで慕ってきた最上級生がいなくなり、新しいメンバーで挑む試合に、息子も私も少しドキドキしていました。
普段の練習や試合ではオレンジボールを使っているのですが、この日は白ボールでの試合。
公式感が漂う雰囲気の中、私たち家族は基本的には応援に徹する形になりました。
とはいえ、息子にとっては新チームでの第一歩。
親として、その姿を見守るのは感慨深いものがありました。
新たなスタートを切る子どもたちの姿に、私も気持ちが引き締まる思いでした。
新しいチームでの挑戦が、息子にとってどんな経験になるのか、少し期待と不安が入り混じった気持ちで試合を見守りました。
試合に出たい息子のアピールと親の気づき
応援がメインとはいえ、息子は試合に出たい気持ちを隠しきれませんでした。
その気持ちが溢れ出すように、全身でアピールしていたんです(笑)。
突然キャッチボールを始めたり、ランニングコーチのところへ自分から走って行ったりする姿は、見ていて微笑ましかったです。
おかげで私も「補助」という名目で一緒に付くことになり、思いがけず息子と一緒にグラウンドで声を出す経験を得ました。
ただ、正直なところ、私には冷静な視点もあります。
息子より上手な選手はたくさんいるし、技術面では白ボールに出ていい実力は全然足りないと感じています。
でも、小学生の野球って、必ずしも上手さだけで決まるわけじゃないんですよね。
この日、改めて気づいたのは、チャンスをつかむのは「アピールがしっかりできる選手」だということ。
息子のように、自分から動いて存在感を示せる子は、コーチの目にも留まりやすい。
そう考えると、息子のあの行動力は、野球をしていく上で大きな武器になるのかもしれません。
親として、そんな一面に気づけたのは収穫でしたし、息子の可能性を信じたい気持ちが強くなりました。
一打席と守備でのチャンスに輝く息子
息子のアピールが実を結んだ瞬間が訪れました。
最終回、コーチから「準備できてるか?」と声がかかったんです。
さらに驚くことに、レフトの守備にも出してもらえることに!
そして、その一打席では、息子がフォアボールを選び(小さいのでストライクゾーン狭目w)、しっかり仕事をしました。
冷静にボールを見極め、出塁できたその姿に、親ながら感心してしまいました。
さらに、その後自らホームベースを踏み、一応チームに貢献できたんです。
小さな成功かもしれませんが、息子にとっては大きな一歩だったはずです。
守備でも、普段は白ボールを怖がる息子なので、正直「大丈夫かな?」と少し心配でした。
でも、その心配は杞憂に終わりました。
息子は文句一つ言わず、グローブを手に持って、笑顔で守備位置に走っていったんです。
あの小さな背中を見ながら、胸が熱くなりました。
言葉には出さなくても、子どもはちゃんと状況を理解しているんだなと、この場面で深く考えさせられました。
試合に出られる喜び、チームの一員として役割を果たす責任感。
そんな気持ちが、息子の行動から伝わってきたんです。一打席立つだけでも、守備につくだけでも、それが子どもにとってどれだけ大きな意味を持つか。
親の私が想像する以上に、息子の中で何かが芽生えているのかもしれません。
試合後のやる気と成長の実感
試合に出るか出ないかで、子どものモチベーションは本当に変わります。
一回でも一打席でも、グラウンドに立てば「また出たい!」という気持ちが湧いてくる。それが練習への本気度に繋がっていくんです。
この日、それをまさに目の当たりにしました。
疲れて帰宅したはずなのに、帰るなり「素振りにするか、壁当てにするか」と迷い始め、結局壁当てを選んで黙々と始めました。
疲れているはずなのに、真剣に壁当てをする姿に、私はただただ感心しました。
あの試合での小さな成功が、息子の中で大きなやる気に繋がっているのがはっきりと分かりました。
親として、今の息子の野球との向き合い方を見て、大きな成長を感じています。
技術的な上達ももちろん嬉しいけれど、それ以上に気持ちの変化や努力する姿勢が育っていることが、何よりの喜びです。
この日の息子の姿は、親として誇らしいと同時に、私に「まだまだ子どもから学ぶことが多い」と気づかせてくれました。
試合での一打席が、こんなにも息子の心に火をつけるなんて、親として見逃せない瞬間でした。
これからの親子での歩みと楽しみ
これからも、野球を通して息子から学ぶことはたくさんあるでしょう。
時には上手くいかなくて落ち込む日もあるかもしれないし、私が叱らなきゃいけない場面も出てくるかもしれません。
でも、それも含めて、息子と一緒に成長していける過程が楽しみで仕方ありません。
野球を通じて、努力すること、仲間と共に戦うこと、そして小さな成功を喜ぶこと。
そんな経験を積み重ねながら、息子がどんな風に大きくなっていくのか見守りたいです。
私自身も、息子と一緒に一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
試合での応援や練習のサポートを通じて、親子で共有できる時間がこれからも増えていくはず。
時には笑い、野球を楽しみつつ、息子との絆を深めていけたら。
それが私の願いです。
この日の出来事は、そんな未来への第一歩になった気がします。
息子の頑張る姿を見ながら、私も親として負けないように頑張ろうと、心に誓った一日でした。
息子がホームベースを踏んだあの瞬間を思い出すたび、これからの親子での野球の日々がますます楽しみになります。